今日は「フランスパンの日」だそうですよ。
「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」という語呂合わせからだそうです。
うーん、なかなか無理もありますねぇ(笑)
それはともかくフランスパンは美味しいですよね!
あの硬いのがいいのですよねぇ。。
歯ごたえがあって外側は特にパリパリで。。。
軽くトーストするといい香りも楽しめて食欲ましますね!
形や大きさでバゲットやバタール、ブール、パン・ド・カンパーニュ、
シャンピニオン、エピ、クーペ…等々いろいろな種類があります。
そうそうクロワッサンもフランスパンの一種ですね。
日本だと砂糖を生地に入れることは多いので
菓子パンっぽいイメージですが。。。
フランスパンは小麦粉・塩・水・イーストのみで作られるものです。
乳製品や油脂類、卵は一切使わないのですね。
そのため作り手の技術が大きく味を左右すると言われています。
昔、紙袋にパゲットを刺して(1/3くらい入りきらなくて外に出てて)
買い物をしている姿にやたらと憧れたことがあったなぁ(笑)
今は一人で消費するにはバゲットは大きすぎるので
せいぜい頑張ってもバタールだな。。。
近所のスーパーにもよく売っていて
私が行く時間帯にはバタールがお安くなっていることも多いので
今日あたり買って帰って明日の朝にでもいただきましょう
フランスパンのトーストとコーヒーで始まる朝は
香りで覚醒されて何だか元気が出ますね!
さてさて
本日は「ミノルタオートコード」のカメラ修理を行っています。
国産二眼レフ最高峰と言われることも多い
「オートコード」ですが1955年に最初のモデルが発売され
1970年代初頭まで発売され続けます。
これはいわゆる「二眼レフブーム」が過ぎ去った後にも
生産し続けたということにもなりますね
その間に分類の仕方や輸出モデルを含めるかどうかにもよりますが
8種類のモデルが登場しました。
今回はその中でも最終モデルとなる「オートコードⅢ」です。
なぜ「Ⅲ」なのか昔は不思議に思っていたのですが
オートコードは大きく前期型と後期型に分かれますが
後期型になったときに場b号を一度リセットし
最初の後期型を「オートコードⅠ」としたのです。
そのため後期型から数えて三代目となる最終モデルが
「オートコードⅢ」となるというわけだそうです。
(CDSもモデル違いとカウントするとまた変わってくるのですが。。(苦笑))
Ⅲ型の少し前に発売された「CDS型」から
高分散・低屈折の新種ガラスを使ったニューロッコールレンズとなっています。
これがⅢ型の大きな魅力でしょうね。
従来のロッコールレンズも非常に評価の高いレンズでしたが
さらに洗練された写りとなっていると個人的にも思います。
加えてⅢ型では220フィルム対応となり
(輸出仕様Ⅱ型でも既に対応はしていたが13枚目でリセットするタイプ)
カウンターが1-24まで連続して続くようになりました。
最後に登場したオートコードは「CDSⅢ型」なのですが
70年代に入り先に「CDSⅢ型」のほうがカタログ落ちしたので
「Ⅲ型」が最後のオートコードであり
ミノルタ最後の二眼レフでもあります。
お預かりしている「オートコードⅢ」が非常にキレイな外観で
使用感もあまり感じられない個体ですが
おそらくかなり長い間仕舞い込まれていたものと思われます。
保管環境そのものはそれほど悪くなかったようで
レンズには多少のカビや汚れが見られるものの
大きなダメージはなさそうです。
ファインダーはさすがに結構な汚れが目立ちます。
それよりも大きな問題は巻上クランクが全く動きません。
でもよく見るとシャッターはチャージされている様子です。
。。。となればクランクは回らなくて当然です。
ではレリーズボタンを押してみます。
。。。。うんともすんともいいません。。。。
おそらく強烈にシャッター羽根が固着しているようです。
羽根固着していてもシャッター音だけはして
実際は羽根が開かないというパターンが多いのですが
今回は羽根駆動部から固着しているようですね。
そのためチャージも解除されない状態のようです。
シャッターユニットの清掃・整備
シャッター羽根のの洗浄・清掃で修理できるのではないかと思います。
オートコードと言えばハラキリ式のピントレバーですが
これも動きがかなり重いです。
ここが固着あるいは非常に重い状態で無理に動かしていて
レバーを折ってしまっている個体が多いです。
もちろん今回はヘリコイドのグリスアップも行いますので
ピントレバーも軽く仕上げていきたいと思います。
画像ではわかりにくいですが後期型オートコードの特徴でもある
専用ストラップ用の取り付け金具は汎用性の高い前期のものに
取り換えられていますね。
個人的にはこれが正解だと思います。
後期型の専用ストラップ。。。
うっかり抜けることもたまにあるらしいので。。。(汗)
まだ現状チェックを行っただけで
これから本格的に分解整備に取り掛かります。
整備性も非常に良いカメラです。
隅々までしっかり整備して
できる限り本来の姿に戻したいと思います。
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