日別アーカイブ: 2020年10月25日

ミノルタハイマチック7のカメラ修理

今日は「リクエストの日」だそうですよ
「な~み~だ~のぉ~♪りくえ~すと♪」なんて曲もありましたねぇ
小学生高学年~中学生の頃はかなりラジオ聴いていたから
リクエスト番組もいろいろあったのは知っているのですが
今でもあるのですかね?
当時はリクエストと言えばハガキか電話。。。
「電リク」なんて言葉もありましたねぇ
当然、今はメール、それも古いか。。。
SNSだったりLINEだったりするのでしょうねぇ
ラジオではないですが昔「ザ・ベストテン」でも
ハガキリクエストがあってその量が順位に反映されるものだから
私も当時好きだった柏原よしえさんの曲をせっせと
ハガキリクエストしたものでした(笑)
確かハガキリクエストの配点が比較的高くて
レコード売り上げや有線リクエスト(これまた懐かしい)では
上位に入らない曲がハガキリクエストの多さで
ランキングしたりするのですよねぇ
だから当時も組織票が強い
ジャニーズ(当時はたのきん)が強かったなぁ
まぁ、古い話です。
最近、少し閉店後とかにラジオ聴くようになったので
(BGM的に流しているだけか
ナイター中継を聴いている)
何かリクエスト番組も聴いてみようかな。。。

さてさて

本日は「ミノルタハイマチック7」のカメラ修理を行っています。
ハイマチックとしては2代目にあたるモデルですが
モデル名は「7」です。
アンスコというブランドにOEM供給していた
「初代ハイマチック」がマーキュリーアトラス6号
(コールサイン「フレンドシップ7」)に
搭載されて初めて宇宙に飛んだカメラとなったことに由来して
2代目のハイマチックは「ハイマチック7」となったそうです。
これ以降、ミノルタは「7」という数字を
節目節目のモデル名に多用するようになります。
(SR-7、X-7、X-700、α7000、α-7等々)
初代ハイマチックがプログラムシャッター搭載で
プログラム露出専用機だったのに対して
「7」ではマニュアル露出も対応可能になりました。
マニュアル時にも露出計は動作します。
ただし露出計はEV値の表示で
SS・絞りリングに連動したEV表示窓に表示されるEV値を
露出計を参考にしながら合わせるといったもので
マニュアル時には非連動となります。
SSリング、絞りリングを両方を「A」にすると
プログラム露出となり
露出計に表示されるEV値に連動したSS・絞りで露出を行います。
リングを片方だけ「A」にしても
SS優先になったり絞り優先になったりはしませんのでご注意を!
要は針挟み込み式のAEなのですが
それに対応するシャッターユニットはセイコーシャLAです
B・1/4~最高速1/500のSSです。
レンズは評価の高いロッコールPF45mmF1.8の
大口径レンズを搭載します。

お預かりしている「ハイマチック7」は
まず露出計不動に始まり
レンズ後玉やファインダーのクモリが酷い状態です。
オート時の絞り制御も動作不良で
F16~F8あたりまでしか動作しません。
ある程度以上開かない状態ですね。
マニュアル時だとちゃんと買いお方まで開くので
羽根の粘り等ではなく制御機構の動作不良だと思われます。
要はあちこちの汚れ、劣化、動作不良という
古いカメラによくある状態です。
とにかく分解して清掃し可動部には注油を行い
動きを改善し調整するという作業が必要です。

レンズ後玉のクモリは完全には取り切れない状態ですが
普通に撮影するには全く問題ないレベルにはなったと思います。
同様にファインダーのクモリもできる限りの清掃ですが
普通に見て何の問題もないレベルだと思います。
絞り制御の動作不良はいわゆる汚れやサビが原因の
粘りといったところだったのですが
これがなかなか苦労しました。
まだ様子見をしている段階ですが
かなり安定してスムーズに動くようになってきました。
初代ハイマチックの気軽に使える部分はそのままに
ある程度撮影者のイメージを汲んだ撮影にも対応できる
ハイマチック7はなかなか良いカメラだと思います。
少し大柄ではありますが
その分しっかりできているのも良いですね!

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