日別アーカイブ: 2020年10月31日

ミノルタミニフレックスのカメラ修理

あっという間に今月も月末ですね!
今日、10月31日は「日本茶の日」なのだそうです。
私もお手軽な緑茶パックですが
毎日、5~6杯は日本茶を飲んでますね。
夏は麦茶も多くなりますが
やっぱり日本茶がのどの渇きを潤す意味でも
一番落ち着いて飲めますね。
日本茶と分類されるのは
不発酵茶である緑茶であり
緑茶の種類には、煎茶、玉露、番茶、
ほうじ茶、玄米茶、抹茶などがあります。
毎日飲むことが多いのは煎茶ですね。
飲み物としてのお茶も欠かせませんが
たまに無性にご飯に緑茶を注いだだけの
シンプルなお茶漬けが食べたくなるのですよねぇ。。。
子供の頃(特に中学生~高校生でよく食べてた頃)に
おかずがなくなると最後はご飯を
お茶漬けと広島菜で平らげる。。というのがパターンだったせいか
今でも食事の最後にシンプルなお茶漬けが食べたくなります。
合わせるのは広島菜がベストですが
こちらではなかなか手に入らないので
野沢菜で代用します。。。
あぁ。菜っ葉にお茶漬け。。いいですよねぇ
昨日のたまごかけごはんに続いて今日の夕ご飯も
シンプルにお茶漬けの予感。。。(笑)
安上がりでよいですが血糖値が上がりそうです(汗)

さてさて

今日は「ミノルタミニフレックス」のカメラ修理を行っています。
ちょっとレアなカメラですね。
127フィルムを使う4x4の二眼レフです。
一般的な120フィルム(ブローニー判)に比べ
小さな127フィルム(ベスト判)を使うので
当然、本体も通常の二眼レフと比べると随分小さく
このサイズ感だけでもかわいらしく魅力的です。
4x4二眼レフで有名なのはやはりベビーローライかと思われますが
国産二眼レフカメラの盟主でもあるミノルタが作る
4x4はローライに決して負けるものではございません。
独特のレトロなグリーンでまとめられたデザインにばかり目が行きますが
とてもしっかり作られたカメラで
特に当時の最新の高分散低屈折ガラスで作られた
テッサータイプのロッコール60mmF3.5の写りは素晴らしいものがあります。
今回はまずはお預かりしているミニフレックスの写真から。。。

まだ分解も整備もこれからです。
大きさを比較するものがないのでわかりにくいですが
本当にコンパクトで眺めているだけでも楽しくなります。
このミニフレックス、1959年発売で
時期的にも既に二眼レフの時代の最後頃のモデルなのです。
そのせいもあってそれほど多く生産されたカメラではなく
現在ではあまりみかけないカメラとなってしまいました。
ご依頼者様もこのミニフレックスを手に入れたばかりとのことです。
現存数が少ないせいもあってよい値段がするのですよね。。。
トラブルの内容はまずはレリーズしても
わずかに作動音はしますがシャッター羽根は全く動きません。
完全に固着してしまっているようです。
絞りリングもずいぶん重めだな。。。と思って回しかけて
すぐに止めましたが案の定絞り羽根も固着していて
無理に回すと確実に羽根がバラバラに外れるところでした。
どうせ洗浄するのですが意図しないところでバラバラに外れるのは
やはり勘弁してほしいものです。
レンズボードにも少々問題があって
ミニフレックスは片持ちでレンズボードを繰り出す関係上
多少のガタはあるものなのですが
一番繰り出した状態から無限遠に向かってノブを回していくと
無限遠手前で少しどこかに引っかかり最後にカタンと
無限遠に収まるような動きをします。
良く見るとレンズボードを留めるネジに
代用品が使われている形跡があるので
何かしら組み立てに問題があるのかもしれません。

これから本格的に分解整備に取りかかりますが
もうひとつミニフレックスの変わっている部分は
ファインダーの台座までダイキャストで1体でできています。
普通はネジ4本で簡単にファインダーフードが
スクリーン枠と一体で外れますがこのカメラの場合はそうはいきません。
ファインダー清掃にちょっと手間がかかる構造です。
実はミニフレックス、私も個人的に自分用に持っていて
そのおかげもありちょっとだけ詳しいのです。。。
フィルムが手に入りにくいのでなかなか最近は
使っていないのですが。。。(苦笑)

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